《速読とは?》
        斜め読みではないのだ!
   速読について多い誤解は「斜め読みや飛ばし読みのようなものだろう」というものです。
  そうした読み方は文章をアジわえないし、内容の把握も雑になりストレスも増えます。
   速読は「これまでと同じ理解を保ちつつ、より早い読書スピードを実現する読みかた」なのです。
  つまり普通に読んでいるつもりなのに大幅に時間が短縮され、しかもストレスや疲労を感じないということです。
       速読は誰にでも出来る
   「読む速度を飛躍的にアップさせる」と聞くと、長時間にわたる厳しい訓練が必要なのでは、
  と思うかもしれませんが、そんな事はないのです。
   人間は脳に備わっている能力のせいぜい一、二割しか使っていないといわれます。
  正常な脳を持っている人であれば、ある一定のプログラムにしたがった刺激を脳に与えるだけで、
  誰でも眠っていた能力を引き出すことが可能なのです。

  《速読の効果》
       学習能力が高まる
  日本人の平均読書速度は成人で1分間に600文字程度。
  一方、東大や京大、早慶に現役合格する受験生の読書速度は、1分間1500文字前後にもなります。
  一般に読書速度と学習能力は比例するといえます。
   受験勉強に限らず、学習で重要なのは反復による記憶。速読はこの反復学習に高い効果を発揮します。
  たとえば読書速度が5倍になれば、1時間で1回しか読めなかったテキストが5回読めるようになるわけです。

 学習能力=知識量×処理速度

       本が好きになり、読書量が増える
   子どもたちの読書量は年々低下しています。「読書は時間のかかるもの」という概念によって、
  本が敬遠されてしまっているようです。
  しかし教科書を読むのさえ面倒というのでは学力にも影響します。
   また、読書量の多い子どもほど、文章の理解力や表現力が高いことは広く認められています。
  読書速度が向上すれば,活字に対する抵抗感も自然となくなり、読書量も増えていきます。