今年18年ぶりに大学入試センター試験を受けました。
と、同時に忘れかけていたものを思い出しました。
それは、塾を開いた当初の「ともに学び・考える」という事で、
最近は教える技術ばかりを求めていたような気がします。
慢性化した不景気で、就職難の昨今、「大学を出てもしょうがない」
という言葉をよく耳にしますが、高校生の就職はもっと厳しいのが現状です。
アメリカという国は、経済が落ち込んだときでも、教育には力を注いできました。
そして、現在のようなリーダーシップを取り戻したのです。
日本は、戦後、持ち前の勤勉さで経済大国という地位を確立したのですが、
資源のないちっぽけな国である事には変わりありません。
日本人が、その勤勉さを失ってしまったら、なにで生き残ればいいのでしょうか。
実際に高校生の学校以外での平均学習時間は50分で、先進国でも下位に位置し、
最近経済的にも伸びてきている中国の147分と比べると3分の1程度になってしまっています。
先の見えないこんな時だからこそ、来るべき出番の為に
「じっくり腰をすえて学ぶ」事が必要なのではないでしょうか。
私ども一修館ゼミナールは、若いスタッフが生徒たちと同じ目線で
「ともに学び・考える」塾として歩んで行きたいと考えております。